ナマステ☆
駐在妻夫のシードです。
本当は学生時代のインド旅行について書こうと思っていたのですが、11月9日の朝に仰天ニュースがありましたので、書いてみようと思います。
500ルピー札と1000ルピー札が紙切れに
11月9日(正確には8日の夜)の発表とは、
500ルピー札と1000ルピー札が使えなくなる!しかも11月9日0時から!
というもの。
8日の夜にモディ首相が会見を行ったみたいなのですが、その時点では全く気づいていませんでした。翌朝会社に着いて、新聞の一面を見るとでかでかと記事が。
最初は軽く読み流していたのだが、よくよく読んでみると大ニュース!
発表内容
・11月9日から500ルピー札と1000ルピー札は使えません
・手持ちの旧紙幣は12月30日までに銀行に入金または両替してください
・一部の支払い(航空券、電車の切符、政府系の病院及びガススタンドでの支払い等)は11月11日深夜まで旧500ルピー札、1000ルピー札が使えます
・銀行・ATMは11月9日は休みです。一部のATMは10日も休みです
・銀行での両替とATMでの引きだしは上限があります
・新紙幣は10日から発行予定
なんでもブラックマネーの撲滅とテロ資金を断つことが目的だそうです。
インドのブラックマネー経済はインド経済全体の20%ほどあると言われており、
またテロと言えば、パキスタンとの国境線あたりにテログループが潜伏していると主張して最近爆撃していたりしていました。
9日前後はインドの給料日です。
インドの低所得者層は銀行口座を持っていない人も多く、給料が現金払い若しくはCheque(小切手)払いの人も数多くいるはずです。なので銀行が閉まると混乱しそうです。
日雇い労働者の人の給料も100ルピー札で支払えるほど、100ルピー札があるのか疑問に思います。
しかし、2000ルピー札なんて新しく発行されても使いづらそう。
今の1000ルピーですら、使うと嫌そうな顔されるのに。
1000ルピーを超えたときに使えば良いのですが、そもそも日常生活で1000ルピーを超える買い物なんて早々無いのです。
新2000ルピー札にはNano GPS Chipが埋め込まれており、衛星から追跡できるなんて噂もでていますが、真偽の程はどうなんでしょうか。
9日の夜の時点でインドの中央銀行に相当するRBIが公式に発表している訳ではないので、たんなるジョークかもしれません。
11月9日はアメリカ大統領選挙の日だったので、朝インド人と話していたら「Indian count the notes, American count the votes(インド人はお札を数える、アメリカ人は票を数える」と言っていたのが印象的でした。
トランプ大統領も誕生しましたし、歴史的な日になりそうです。
昼間、妻のクミンが500ルピーを使って買い物をしてみたところ、あっさり断れたそう。インドだったら一日くらいは使えそうな気もしてましたが、さすがにダメなようです。
日本にいたらこういう経験は中々できないから、ラッキーくらいに考えよう。
とりあえず明日か明後日でにも家の現金を両替しに行くか。